靴みがきに投稿された感想・評価(★3.1 - 4.0)- 2ページ目

「靴みがき」に投稿された感想・評価

◎第二次大戦後。混乱期のイタリア。馬を買うことを夢見て靴みがきをする少年二人。
大人たちにそそのかされ、収容施設に入れられてからお互いの歯車が狂い出す。

◎素人子役、セット撮影ではなくロケーション…

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ウディ・アレンが影響を受けた映画という事で観てみました。

貧しい靴みがきの少年たちの、友情と裏切り。

残酷な結末ながらも『天から射すひとすじの光の存在』を我々に教えてくれます。

劇中出てくる白…

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wong

wongの感想・評価

4.0

冒頭の白馬に乗るシーン、神に見捨てられた最後に白馬が去るシーンが心をうつ。
2人は常に一緒だった。2人は話すことでその関係が構築されていた。留置場で階の異なる房にいれられ、2人の心は通底しなくなる。…

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初期ネオレアリズモの代表的映画として、子供たちを中心とした自然派な描写や演出には目を見張るものがあって非常に良かったが、終幕のしょうもなさのせいで脱力感を強く覚える作品でもあった。
兄弟のような仲良しコンビが殺し合うまで。
普通の映画なら、良心的な大人か先輩がいるものだけど。

悪魔のように有害な先輩っているなあ…
 当たり前の話だけど、子供たちにも独自の社会がある。その子供たちの社会をストイックに描いている。ネオレアリズモの映画って、割と退屈なものも多いだけど、デシーカの作品はどれもいい。
子供達が望んだわけでもない辛い環境や展開が重い。
思ってた以上の救いのなさで、短い作品だけど見終わって凄く疲れた。

2021-592

いやぁ、大人たちに向けたメッセージですかね。
純粋に子供たちは、大人に従い、
それを利用する大人たち。
しかしながら、ずっと暗いのに、
画質もめっちゃ悪かった。
逆に、味があって良かった。
まぁ、非…

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adeam

adeamの感想・評価

3.5

ネオリアリズモと称された戦後イタリアの厳しい世の中を生きる貧しい人々の悲哀をリアルに描いた作品群の一つに数えられるデ・シーカ初期の秀作。
馬を買い取りたいという共感しづらい少年たちの憧れは自転車やバ…

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だい

だいの感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます

「自転車泥棒」と双璧をなす、デ・シーカの代表的ネオレアリズモ。

同じように抗いきれない現実の生活の重さを描いてるとは言ってもさ、
自転車泥棒は社会云々以前に、親父の能力不足が顕著すぎて自業自得感し…

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