清作の妻に投稿された感想・評価 - 23ページ目

『清作の妻』に投稿された感想・評価

凄まじい映画でしたよ・・・追いかけてきて大正解の増村保造監督。これでまだ5つ目ですが、マジで天才的に上手い監督だと思います。




どうやら親子ほど年の離れた富豪の家に嫁いだおカネ(若尾文子)は、…

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dita

ditaの感想・評価

4.5

ほんとうなら先週末から始まる予定だったシネ・ヌーヴォでの若尾文子映画祭をとても楽しみにしていたのに暫くは観ることが叶いそうもないので、ひとりあやや映画祭を始めます。いつか劇場で観られることを信じてい…

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悪女の話と見せかけて貧困、反戦、村社会の重いテーマに感じた。村社会が描かれる映画は気分が悪くなること多くて、嫌いですが、これはそうもなれなかった。

若尾文子映画祭がどうしても待ちきれず…
戦争のどす黒い影に呑み込まれていく女を描くこれはアナザーダークサイドの「この世界の片隅に」と言える。かもしれない。
若尾文子ファンとしては冒頭の変態きもきもお…

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凄まじい映画。

増村保造監督は「社会、組織や家族といった"関係"に妥協せず抗う"個人"」を『妻は告白する』(1961年)で描ききりました。もちろん、このテーマは描き続けるのですが、これに加えて「愛…

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yuka

yukaの感想・評価

3.9

湧き起こる生への欲望

こういうかたちの反戦もあり得るんやな

ふざけとるわけじゃないんやけど
清作の乳首のショットが衝撃だった
あんな風に女性の目線で、男性の肉体の一部が性愛の対象としてはっきり映…

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Masa

Masaの感想・評価

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2度目。
自分の中の自分と自分の中の他人と愛と人生と個と集合と鐘にまつわる究極のお話。

【ひとりにしないで】
年齢の離れた夫の妻、真面目な若者、若者のことを好きな女性という関係は、同じ増村監督の『妻は告白する』にも通じる設定。
本作はそれに加えて、日露戦争、村社会、差別などの要素も加わ…

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さっ

さっの感想・評価

4.5

主人公を取り巻く村人・村役人たちの姿が描き込まれていて、そのあまりにも日本人日本人な生態にやるせなくなる。彼らの侮蔑やっかみが遂に爆発して、逮捕を口実に若尾文子と従兄に加えられる集団リンチの陰惨ぶり…

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てふ

てふの感想・評価

5.0

明治の村社会で疎外され続けてきた女が、村の模範青年と結ばれることで手にした幸せ。旅順攻撃で負傷し帰還した夫を、再び出征させない為に彼女の取った狂気的な行動は、孤独と哀しみを抱え生きてきた女の強さと弱…

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