増村保造監督作品。
時は日露戦争開戦前の折。17歳で呉服屋の隠居に売られたお兼は、隠居の死後に遺産をもらい、母と前にいた村に戻る。売女であると村中に罵られる中戦争から帰還した清作と出会うが・・・とい…
<戦時下に、国や村をも敵にした凄絶な純愛映画>
脚本は新藤兼人で、増村とガップリ四つに組んで、強い反戦色と、狂気に満ちた恋愛観に彩られた世界を描いた傑作である。
日本的ムラ社会への挑戦、個人の赤裸…
【鐘】
白黒映画の中にあって、若尾文子の妖麗さ、艶かしさ、美しさ…群を抜いている。
そして清作と抱き合うシーンが妙にエロティック…
時は日露戦争前。
金のない父と母を助けるため、隠居の妾として…
思ったんだけど、反戦映画って戦争そのものを描いた時点でダメなんじゃないか いくら臓物飛び散る悲惨な負け戦を描いても「じゃあ勝てばいい」みたいな阿呆が出てこないとも限らない そういった意味で昨今、終戦…
>>続きを読む映画の舞台は今から100年ちょっと前で、映画自体撮られてから半世紀経ってるけど、ここに描かれているムラ社会の厭らしさは21世紀の現代日本においても脈々と生存している。そういうのをほくそ笑みながら突き…
>>続きを読む他人の目を気にして生活する村社会な日本を当時から痛烈に批判しているのが凄い。
それをラストでちゃんと綺麗に落としてる。
そこに行くまでも中だるみなく軽快に進み、素晴らしい。画角、音楽も素晴らしい。
…
若尾文子のベスト・アクト
リンチされた後の表情が怖すぎる
とにかくモブがみんな下世話過ぎて(うわぁ〜...)って思ったけれど、まぁ田舎なんてそんなもんだよね
途中までは“戦場の出てこない反戦映画…