落第はしたけれどの作品情報・感想・評価(ネタバレなし) - 6ページ目

『落第はしたけれど』に投稿された感想・評価

小津らしさのあまりない初期のコメディ。子供の明け透けな物言いは時に大人の痛い所を突く。しかし揃いも揃って大学生と言うよりほとんどおじさん。
おれは潔の良い男だから単位を落としても学務に成績調査をしてもらったことないな(留年)
honobon

honobonの感想・評価

3.3
サイレントで味わうカンニング。
『大学は出たけれど』をもじった作品なのかな。先に見るべきではなかったかもしれない…。

だけど、コミカルで見せ方という面でも楽しめる。
Jimmy

Jimmyの感想・評価

3.2

いつの時代も大学生は試験直前勉強をするようだ。

それが及第となるか落第となるかは「運」となるボーダーラインの学生を描いているが、カンニング用ワイシャツを試験当日にクリーニングに出されて「偉い落第生…

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さん

さんの感想・評価

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また(?)シベリアでてきた、さすがに食べたいですね

笠智衆がツッコミ的立ち位置にいる、、すごい違和感だけどこれはこれで新鮮でおもしろい

小津の手にかかれば試験の合否を"かかと"の上げ下げのみで示す事ができる。

世界恐慌直後の1930年制作、卒業試験に追われる大学生達の日常。無事卒業したが就職難に苦しむ学友と落第した主人公のお気楽な…

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efn

efnの感想・評価

3.9

 小道具が用途外に用いられた瞬間に現れる小噺の楽しさ。シャツをカンニングペーパーに転用しようとすればクリーニング屋が洗濯し、一方では落第を隠したままの斎藤が背広を拒否している場面にシャツが勉学の証と…

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カンニングの誤魔化し方、シベリアの食べ方など現代人と何も変わらないじゃない。

美し日本。
犬

犬の感想・評価

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卒業はしたけれど、世界恐慌?の影響により就職口が無いため最終的には落第生を羨む光景が見られる皮肉。ラインダンスなんかはアメリカ映画の傾倒かもしれないが、横一線/皆同じラインの隠喩とも汲み取れる。
zhenli13

zhenli13の感想・評価

3.5

学生たちのシンクロ動作が極まる。人文字の「パン」といい、彼らの身体は個々のものではなく共有のものという感じがある。ミルクホールで勤める田中絹代が差し入れするぺらぺらのトーストは、その場しのぎの仮食と…

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