本作は、第77回カンヌ国際映画祭(2024年)でインド映画として初めてグランプリを受賞した感動作。インドの大都市ムンバイを舞台に、看護師のプラバ(カニ・クスルティ)、同僚のアヌ(ディヴィヤ・プラバ)…
>>続きを読むはじめてのインド映画
雨が降りしきる都会の薄暗い光と海辺の田舎の眩しいくらい明るい光。
その対比、2人の変化と決意が美しく思えた。
最後の海の家の若き青年の優しさ、お店から放たれてる光がきっと2人の…
都市についての描写とそこにいる人たちのドラマが丁寧
まずムンバイという都市についてしっかり掘り下げてからそこに出てくる登場人物の物語になって行くんだけども、それがめちゃくちゃわかりやすくて簡潔にな…
ムンバイで育った監督だからこそ、その街で生きる女性たちの体温が伝わるような生活を映せるんだなと感動した まるで彼女らの息遣いを肌に感じるほど自分もすぐそばにいるような気がした
階級の差、規範の中で…
「女性映画」と一言で言っても西洋のそれとは一味違った、インド映画だからこその味わい。「自立」した女性ではなく、どちらかというと「従属的」な立場に置かれた女性たちの連帯の映画(と解釈した)。
「都市=…
この夏にインド・ムンバイから届いたこの灯りの、なんと柔らかで詩的なことか。
そう… 、詩的/私的な香りがそこここに漂っていることが、かなりこの作品を特徴づけているのだけれど、それはまず冒頭から夜の…
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