他のダルデンヌ作品と比べると複雑なストーリー且つテンポが早く、エンドロールでベートーヴェンのピアノソナタが流れたのはかなり意外だった。それでもやっぱり社会の闇をロウソクの火で灯して見せるような作風は…
>>続きを読むダルデンヌ兄弟史としては、初の大人の話ということになる今作。
移民問題もテーマとしており、従来の社会の底辺よりも暗澹とした雰囲気が終始漂っている。
字幕についた“ ”が重要な意味を持ち、罪悪感に苛…
説明せずに状況を伝えるのがうまい。不自然なセリフなどないッ!!流石だ、だる田兄弟!!またもや社会から溢れてしまった者の話。
なんかドランの作品と似たようなものを感じる。ドラン自身もダルデンヌ兄弟の…
グローバリゼーションによって均質化される世界の中では、これまで人々が共有してきた大きな物語の基盤となる歴史や伝統が失われる。加えて、グローバリズムが生み出す共通性は求心力のない単なる人間の集合体を作…
>>続きを読む良くも悪くも相変わらずなダルデンヌ監督の作風なんですけど、今作は一風変わった印象も受けました。
好みは真っ二つに分かれそうですが、個人的には淡々と観ているのは嫌いじゃないので毎度見入ってしまいます…
アルバニアからベルギーへ渡ったロルナ(アルタ・ドブロシ)は、ブローカーのファビオ(ファブリツィオ・ロンギオーヌ)の手引きで、麻薬中毒のベルギー人クローディ(ジェレミー・レニエ)と偽装結婚する。ロル…
>>続きを読むヒロインのロルナの感情の動きに同性として共感できるところがほとんど無く、「あーあ」で始まり「あーあ・・」で終わってしまった。外国映画を観ていると、社会背景も年齢も立場も全く異なるキャラクターであって…
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