このレビューはネタバレを含みます
アメリカ映画史上、画期的な映画の一本として名を残す傑作メロドラマ。
クローデット・コルベールは1935年『或る夜の出来事』でアカデミー賞を貰う直前、こんな名作でも主役を演じていました。
助け合って…
女性2人のパートナービジネスと、人種問題に重きを置いた作りで、サーク版に描かれていた男性優位的なショービジネス界と、女性が経済的に立ち回るまでの摂取の構造と葛藤は描かれていない。この時代において、こ…
>>続きを読むビーとディライラの二人三脚な設定はサークのより好きかも。
ディライラの言葉遣いがおかしい感じは、教育を与えられてこなかった背景故の史実なのか、ちょっと偏見入ってるのかどっちもありえそうで気になった。…
1935年公開。2016年のドキュメンタリー『私はあなたのニグロではない』で取り上げられていた作品。若く美しいシングルマザーの白人女性が、つつましく献身的な、これまたシングルマザーの黒人女性のメイド…
>>続きを読むダグラス・サーク版が有名だけど、ジョン・M・スタール版もよい!こちらはパンケーキビジネスで財を築く。1934年製作だからプロダクション・コードの運用が始まった頃。
誰も悪くないのに、誰も幸せになら…
黒人と白人の友情、女性実業家の成功、母の恋人と娘、と、1934年にこう言った作品があったかと驚いた。
ただどのテーマも時代もあってか、仕方がないがお行儀がよく、踏み込んでいるか?と考えるとそうでも…
我を忘れて見入った…テーマは「相手を想う気持ち」「アイデンティティ」
冒頭の子供が悶絶の可愛さ、「保育園に行きたくないの歌」でキュン死、” i want my quack-quack ” がラスト…
メロドラマは苦手だけど、クローデット・コルベールの明るい魅力と、落ち着いた演出、誰かを悪者にしないストーリーで、見やすく感じた。デライラは白人には都合の良いキャラかもしれないけど、それでも彼女とプル…
>>続きを読む『私はあなたのニグロではない』でも引用されていたように、黒人差別を扱っている作品とはいえ、白人のビーと黒人のデライラの主従関係は終始ハッキリしている。パンケーキ事業で大成功を納めたビーの大邸宅内の階…
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