成瀬監督作。
出てくる役者さんがそれぞれ素晴らしいです。
夫婦のちょっとしたわだかまりを原と上原がリアルに演じます。
時代背景を考えると、原演ずる三千子は、ちょっと裕福なお家に嫁いだよう。
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成瀬巳喜男監督、原節子、上原謙主演。
原作は林芙美子の未完の同名作品、監修には川端康成があたった。
【あらすじ】
証券会社「小畑證券」につとめる、岡本初之輔(上原謙)と結婚して仕事の都合で大阪にや…
このレビューはネタバレを含みます
多様な性の在り方が求められる今観ると、古くさい男と女の在り方だろう。ある種、当時のイデオロギーの刷り込みが行われている。出来過ぎた妻だ。顔を合せれば飯をくれと言う夫や生意気する義姪に対して苛立ちなが…
>>続きを読む成瀬巳喜男監督3本目。またしても林芙美子原作の作品。ただし、連載中に林芙美子が亡くなったそうで、結末は成瀬監督オリジナル。
「めし」というタイトルの意味が観る前は全然わからなかったんですが、観始めて…
原節子、美しい。
日常に対する疲労と外の世界での解放感のささやかなギャップにホロリとする。
振り回す・振り回される女性たちの中心にはやはりダメなオトコがいて、そこにどうにもイライラさせられてしまう。…
倦怠期の、それもちょっと前の価値基準の夫婦の話。といってもその前時代の妻のようにひたすら耐え忍ぶのではなく、奔放な娘が介入することで二人の関係に動きがでて、初めて妻は夫に不満を漏らすことができたり、…
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