戦後の貧しいイタリアが舞台。
質に入れていた自転車を買い戻すことにより、どうにかこうにか職にありついた主人公が勤務中に自転車泥棒にあい、それをひたすら血眼で探す話。
観るのが辛過ぎる。
ハリウッド…
本作が制作された年は、第二次大戦後から数年しか経っていない戦後の動乱期である。敗戦国のイタリアでは日本と同じように失業者に溢れていた。イタリアは特にひどく廃墟のようになってました。この映画の大半は、…
>>続きを読むネオレアリズモの傑作だけあって、戦後の貧困な日常の絵も確かにリアルなのだが、それ以上に"不条理さ"こそが人生のリアルに思える。
盗まれた自転車を生活のために探し出さなきゃ!ってだけの、タイトル通り…
家族のためにようやく得た仕事で必要な自転車が盗まれ、必死に探し回る父子の心理描写が秀逸。父ゆえに努力するアントニオが、父であるがゆえに追い詰められていく姿はとにかく切ない。
必要悪の不条理を感じる一…
貧困が生み出した悲劇作。
第二次世界大戦後のイタリア、失業者が街に溢れ、皆が職を求めていた。そんな中、貧乏な一家の主人が念願の職を得る機会をくる。しかし、仕事をするためには自転車がいる。一家は大事…
やっぱりいつの時代もいるんだね、自転車泥棒!
昔の映画だから良いとは言わないけど、子供も親もすごく自然で感情が伝わるね!
不況で仕事がなかったり占いに頼ったり自転車盗まれたりって、今も昔も変わってな…
すごくシンプルなストーリーだが、その分人の感情の流れや振れをとても丁寧に描いていて、非常に心に沁み入る映画だった。余裕のない状況が作り出してしまう小市民の心理、とてもリアルで思い当たる部分があるなと…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
とてもシンプルなストーリーだけど胸を打たれる。最後に行動に移してしまう父親の気持ちが分かるから。思い詰めた様な表情が全てを物語る。唯一の救いは、自転車を盗まれそうになった老人が、泣く息子と父親を見て…
>>続きを読むデシーカの代表作『自転車泥棒』。
これも、ああ、そうか10数年ぶりだ。
私も、年取ったなぁwな、再観。
世界に生きる人々の慎ましさ。
例えば、情勢が不安定だったり。経済が滅茶滅茶不安定だろーが。…