イタリア・ネオリアリスモの代表作。
不況下のローマで久し振りに職を得た男が、仕事に必要な自転車を盗まれてしまう。それを取り戻そうと息子と一緒に探し回る話。
男と息子の心情の動きを観る映画。
こ…
イタリアンネオレアリスモ。
大変な不景気の中、自転車がある人にだけ仕事が与えられる。
アントニオは仕事を得るが、自転車を盗まれてしまう。そして、、
だれにも起こりうる等身大の出来事がリアリティいっぱ…
「ドイツ零年」のような、どこまでも絶望感に包まれる映画というわけではない。随所に笑いのツボがあり、いくぶん観客を楽しませようという気持ちが伝わる。でもそれはつかの間に過ぎない。
父親は息子ブルーノ…
このレビューはネタバレを含みます
ミイラ取りがミイラになる
自転車泥棒探しが、自転車泥棒になる
悲劇は悲劇を生む 悲しみは連鎖するのだ
自転車に意気揚々と乗る清々しさと、自転車を探し続ける悲しさ、哀愁
遣る瀬無いストーリーだが、…
盗まれた自転車を探す。シンプルだが、これだけで劇映画が完成するのが面白い。むしろ分かりやすく無駄が省かれ、ある一つの目的が示されているからこそ、余計な深読みもなく、登場人物に寄り添うことができる。誰…
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