1953年は、池田・ロバートソン会談が行われて日米安保体制が固まった年にあたり、この年各社が戦争映画をこぞって再開したが、とりわけ倒産の危機だった東映をマキノ光雄の英断で、左翼今井正を監督に起用し乍…
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戦後まもなく本作が撮られたこと自体に絶対的な価値がある。
司令部から解散させられてセーラー服に着替える(戻る)ことで、皆の表情が柔らかくなるのが印象的だった。
みなしごになった子供…
戦争の悲惨さ恐ろしさを克明に描いている。
洞窟をそのまま利用しただけの簡単な野戦病院で、負傷した兵士たちを懸命に看護する女学生達の奮闘ぶりにはただただ感心させられる。
限られた物資と少ない食料の状況…
日本最大の地上戦となった1945年の沖縄戦において看護要因として前線に送られたひめゆり学徒隊をセミドキュメンタリータッチで描く作品。
今と変わらない学園生活を送っていたであろう女学生たち222人に…
「ひめゆりの塔」1953(昭和28年)東映
「大本営発表によれば天長節の総攻撃で敵艦船は何十隻も撃沈しているんだ。しかし海を見ると敵艦戦で埋め尽くされている。一体どうなってるんだ」
1968年日…
とてもつらい。とてもつらい。
戦争映画を見るとき、映画が戦争という行為を肯定、美化していないかどうかという視点を必ず持つようにしている。終戦後まもなくの映画であろうと悲しいかな、制作者のさじ加減次…
ひめゆり学徒隊をテーマにして作られたいちばん最初の映画。
戦争映画によくある、平和なときの描写などなく、米軍が上陸したところからはじまる。
昔の映画は火薬量が半端なくて土柱がめちゃ高い。
この映画も…
激動の昭和史 沖縄決戦で強い印象を残す戦争孤児の男の子は
この作品に出てくる男の子を描いているのでしょうか。
年齢 ちょっと違いますかね?
もしそうなら、あの子は生きていたのですね。
実際には 方…
昭和28年、1953年版。
戦後からたったの8年、まだ沖縄がアメリカの占領下にあったので沖縄で撮影出来なかった頃の映画。
ひめゆり学徒隊、戦争に巻き込まれて亡くなった女学生たちは200名以上。観…
戦争映画の中でも名作と言えるだろう。最後まで引きつけられ、深く心打つ作品だった。
昨夜『女の園』(1954年・木下惠介監督)を再見し、やはり心揺さぶる感動があったが、この『ひめゆりの塔』も丁寧に丁寧…