エルンスト・ルビッチ監督作。
フランスの劇作家:モーリス・ロスタンの原作戯曲「The man I killed(私の殺した男)」を名匠エルンスト・ルビッチが映像化した骨太な人間ドラマの傑作で、本作…
映画全体が、戦中から戦後へ、そして日常を取り戻すまでのグラデーションになっている。
とくに音楽、というか音の設計がすばらしいのは、冒頭のシークエンスを見ただけでわかる。まさに戦時下の音、音楽が重ね…
第一次大戦中、ポール(フィリップス・ホームズ)はドイツ兵を殺しその恐怖と後悔で心を病み、殺した兵士の家を訪ね父親(ライオネル・バリモア)たちに会うが、彼らに息子の友人と誤解されてしまう。一家は息子を…
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WW1のあとに作られたエンタメヒューマンドラマ。
塹壕の中で殺してしまったドイツ兵の目が忘れられないというフランス人がそのドイツ兵の家族を訪ねる。
息子を失った両親と、息子の婚約者は失意の日々を送っ…
エルンスト・ルビッチ監督、ヴィクター・ミルナー撮影。
ルビッチでは珍しくコメディ色の薄いシリアスな題材ではあるが、どこから見てもルビッチ映画であり、ドアが開く度に事件が起こる仕掛けや、秘密を打ち明け…
PTSDという言葉すらない1932年に、兵士(青年)が抱えるやるせなさと苦悩、それから敵兵士の親族との関係を、御伽噺に陥らず見事に描き切っている。バイオリンとピアノの調べが重なるシーンは息を呑むほど…
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Phillips Holmes目当てで鑑賞
観てるだけで辛くなる重い話。
フランス兵のPaulは戦場に送られ、そこで殺したドイツ兵Walter Holderlinが死ぬ直前に見せた彼の目が忘れら…