武蔵野夫人に投稿された感想・評価(★3.1 - 4.0)

『武蔵野夫人』に投稿された感想・評価

4.0
カメラは屋内のみならず屋外の草原でも移動し、俳優の動きを追い、会話の展開とともに俳優を画面内に配置する。森雅之は腐れたインテリ役がよく似合う。
3.6
洋風の家の玄関から奥の草原が見えて開放感がある。逆に日本家屋は閉塞感があるように見える。日傘の使い方がいい。
だ
4.0

何気に溝口は時代劇ばかり観ていたから電車のショットに驚く。長回しによる見事なカメラワークは健在で、打ちのめされっきりだったけど、唐突に訪れる都市のショット、あるいは電車の絵はちょっぴり間抜けで少し安…

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YAZ
3.6

溝口健二監督の観る

武蔵野に建てられた亡き父の
家で夫と暮らす道子。夫との
夫婦関係は無いよう。ある日
従弟の勉が復員し戻るが

脚本 依田義賢 原作 大岡昇平

姦通罪不要論者の夫に抵抗するよう…

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全員俗物で本来なら田中絹代も例外ではないはずなんだけど一人この凄みは何なのか。普通に喋ってるときもずっとボイスオーバーのように響く。森雅之も田中絹代も現代で似ている声の人がいないような声だ。
3.9

サブスクで見る本作のフィルムの劣化は激しいものの映像から察するところアングルといい、ロケーションの美しさといい想像を超えるものと思われる。もし修復し、カラーで蘇らせる事ができたらまた違った作品に生ま…

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自然の武蔵野に目を慣れさせといて終盤都会化の始まりを予期させるのがよかった

大岡昇平の原作を依田義賢が脚色、福田恒存が潤色した溝口健二監督作品。武蔵野の邸宅、森と田中の夫婦の許に、妻の従弟が復員してくる。夫の拒絶ぬる心理、受け入れる妻。そして従弟の田中への想い。最後に夫が「…

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大岡昇平の原作も未読だし、そもそもピンとこないストーリーなんだけど。とりあえず絹代たんが相変わらず強ぇわ。やっぱり最強のガマン系女優だよね。こういう耐え忍ぶ、辛抱強いって表現めったに出来んよ。でも好…

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Sari
4.0

大岡昇平の同名ベストセラー小説『武蔵野夫人』(1950)の映画化作品。

人妻と年下のいとことの恋愛を軸に、愛憎入り交じる複雑な人間模様を絢爛なタッチで描いた文芸メロドラマ。

物語は、武蔵野の高台…

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