武蔵野夫人に投稿された感想・評価(★3.1 - 4.0)

『武蔵野夫人』に投稿された感想・評価

たく
3.7

東京の武蔵野を舞台に、夫との結婚生活が破綻した女性が若い従兄弟と惹かれ合う大岡昇平のベストセラー小説の映画化で、小説が発表された1950年の翌年にすぐ撮られたんだね。溝口健二らしい静謐で美しい映像に…

>>続きを読む

本作は旧い価値観に縛られた女の悲劇であると同時に最後にヒロインが下す苦渋の決断には肉欲に流されずプラトニックな愛を貫くための殉死と云うキリスト教的側面も窺わせる。汚れなき清楚な主人公の姿は舞台となる…

>>続きを読む
4.0
カメラは屋内のみならず屋外の草原でも移動し、俳優の動きを追い、会話の展開とともに俳優を画面内に配置する。森雅之は腐れたインテリ役がよく似合う。
3.6
洋風の家の玄関から奥の草原が見えて開放感がある。逆に日本家屋は閉塞感があるように見える。日傘の使い方がいい。

「#武蔵野夫人」を観た。溝口健二作品で原作は大岡昇平。まだ原風景が残る武蔵野の地にある妻の実家へ疎開してきた夫婦。終戦後に復員した妻の従兄弟の青年や近くに住む親戚夫婦なども巻き込んだ複雑でドロドロし…

>>続きを読む
だ
4.0

何気に溝口は時代劇ばかり観ていたから電車のショットに驚く。長回しによる見事なカメラワークは健在で、打ちのめされっきりだったけど、唐突に訪れる都市のショット、あるいは電車の絵はちょっぴり間抜けで少し安…

>>続きを読む
YAZ
3.6

溝口健二監督の観る

武蔵野に建てられた亡き父の
家で夫と暮らす道子。夫との
夫婦関係は無いよう。ある日
従弟の勉が復員し戻るが

脚本 依田義賢 原作 大岡昇平

姦通罪不要論者の夫に抵抗するよう…

>>続きを読む
全員俗物で本来なら田中絹代も例外ではないはずなんだけど一人この凄みは何なのか。普通に喋ってるときもずっとボイスオーバーのように響く。森雅之も田中絹代も現代で似ている声の人がいないような声だ。
3.9

サブスクで見る本作のフィルムの劣化は激しいものの映像から察するところアングルといい、ロケーションの美しさといい想像を超えるものと思われる。もし修復し、カラーで蘇らせる事ができたらまた違った作品に生ま…

>>続きを読む
自然の武蔵野に目を慣れさせといて終盤都会化の始まりを予期させるのがよかった

あなたにおすすめの記事