大岡昇平の同名ベストセラー小説『武蔵野夫人』(1950)の映画化作品。
人妻と年下のいとことの恋愛を軸に、愛憎入り交じる複雑な人間模様を絢爛なタッチで描いた文芸メロドラマ。
物語は、武蔵野の高台…
映画というより劇をみせられてる感じ。
作品の設定年齢とキャストの年齢もだいぶ違う。大御所の田中絹代と24歳の若造のいとことの特別な感情の交流がどうも釣り合わない。
フランスの小説をお手本にしたらし…
まちがった道徳と自分に与えられた役割を守る人間に不満が溜まっていくことでいつかその間違った道徳の殻が壊れるという 耐えの姿勢を見せる道子の信念と決意、古風な考え方であるけれどその自己犠牲がうつくしく…
>>続きを読む大岡昇平原作を溝口が映画化
原作未読でアマプラで初見
(リマスターではなく画は良くない)
生まれも育ちも今も武蔵野に暮らす自分には
何となく気になっていた本作
「夫人」が後ろにつく作品は
真珠、チ…
父親から譲り受けた家(土地)を守るためだけに貞淑な妻であり続け全てを捧げてきた人生。
「なんのためにこれまで我慢してきたの!」という悲痛な叫びが最後にして初めて吐いた本音、なんだろうな。
つとむが武…
ツトム君が日本に帰ってきたシーンは美しい。
ラストで戦後の東京の街の現実を突きつけられてツトムが抱いていた武蔵野に対する思いが過去のもので、もうかなわないと分かるのは残念だ。出てくる夫婦関係もひどく…
【再鑑賞】
戦前の因習を重んじる良家出身の妻。
自由奔放な思想を持つ夫。
人妻に好意を抱く復員兵の従弟。
何かとちょっかいを出す従兄夫婦。
互いの思いが交錯する中で、やがて取り返しのつかない事態へ発…
溝口健二監督作品!
50年代のメロドラマ😊戦後すぐなのに結構華やかな雰囲気!ドレスとか着てパーティーしてたりしますが、一部のお金持ちはこんな感じだったのかな?🤔
田中絹枝さんは逆に40代とは見えな…