相変わらず時間の扱い方がブッ飛んでてワルツを踊りながら数年間経過するカットにはヒビる。1つの場面に現実と非現実を同居させる手法も冴え渡ってて素晴らしかった。
目の前に広がる重すぎる現実に芸術は意味…
作品の良さが分かるだろうか…と今回も覚悟しながら見始めた。
長回しの1カットから何を読み取るか。
時系列が交錯するし、セリフも少ない。
相手役の女優さん、役柄違うけど、同じ人?
バルカン半島の地図を…
アンゲロプロスの美しく、壊れそうなバルカン叙事詩。
映像は…、矢張りアンゲロプロスです。
湿度があり寒々しい景色と曇天、霧。
アルバニアに入った時点での荒野に立ち尽くす人々、シュールな宙吊りのレー…
まだ十代の頃に観て、タイトルもどんなストーリーかも忘れたのに、ハーヴェイ・カイテルがいろいろなところを切ない感じで歩いているこの映画のことをずっと覚えていて、ずーっとなんて映画か忘れてたんだけどこの…
>>続きを読むテオ・アンゲロプロス監督作品。
ハーヴェイ・カイテル演じる主人公は、バルカン半島最初の映画作家マナキス兄弟の失われたフィルムを求めて旅をするが・・・という話。
青みがかった灰色的色調が主となった画…