冒頭のアル中コックとやり合うシーンも、最後の空を見つめるシーンも、その対象はカメラに映らない。
喜怒哀楽が、表情の変化や言葉の抑揚を誘発しない。
その代わりに、色鮮やかな壁紙や家具、洋服、店の看板が…
なんて素敵なラスト!!!
カメラは固定が多く、人物がフレームアウトしてるところでドタバタした出来事が発生したりもしていて、全体的に等速な印象を受けました。また、そこで起きる出来事はうまくいかないこと…
冒頭の妻が仕事終わり、夫の運転するバス(路面電車?)にキスして乗り込む姿から、失業し、2人がどん底に落ち、見事レストランを成功させるラストまで、2人の温度は変わらなかったように思う。
ボロボロのみ…
何があっても絶対に互いを見捨てない二人の愛に胸が打たれた。理想の夫婦の形すぎた。
最後の「マッティ・ペロンパーに捧げる」で鳥肌立っちゃった。
信用している同じ役者ばかりを使うアキ監督の現場は、彼の作…
倹しく生活を送っている夫婦にも容赦なく不況の波が押し寄せます。
夫は路面電車の運転士。誇りをもって働いていました。
妻は老舗レストランのホール長。オーナーからの信頼も厚く、従業員から慕われていまし…
普通にお腹が空いた。劇場でみたいな。
不況で仕事を失くし、どんどん奈落に落として、いつ大喧嘩し出すのかわからない感じがあるのに、全く起きない。
さっきまで『ある結婚の風景』を観ていたから、余計に何で…
長年勤めた給士長が買収され、職を失い、夫も工場を抽選でリストアにあい、その後二人は何度も職を探すも、健康診断に落ちて職を失い、オーナーが脱税していたり、殴られ港に捨てられと、家具を売り、博打に敗れ、…
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