誰もが罪悪感を抱えている。
スウェーデン民謡を脚色して、娘への性的暴行と殺害に対する父親の復讐を描いた本作は、「羅生門」の影響を感じさせながらも、キリスト教、異教、北欧神話、復讐、宗教信仰への疑問…
このレビューはネタバレを含みます
どこを切り取っても無駄のない名作。最初の数分で、召使がお嬢様に憎悪を抱いているのが分かる。母の不安や会話から、お嬢様に何が起こるかも想像できる。無邪気な少女が男たちに連れて行かれる時の何とも言えない…
>>続きを読むただの復讐劇ではなく、信仰と人間の暴力性が露呈していた。
無垢な少女が暴行され殺され、その出来事によって残された者たちの信仰までも揺らいでいく。神を信じて生きてきたはずなのに、いざ極限に立たされた…
神の存在が問われる物語。
裕福で敬虔なキリスト教徒の家族とそこに召使いとして住まうインゲリ。
ベルイマンの作品で登場するオーディンの化身にその家庭の一人娘であるカーリンの不幸を祈った結果、羊飼い3人…
神の沈黙や宗教などの下敷きがありつつも、強姦の果てに殺害された娘の父の復讐劇という非常にシンプルなストーリーライン。
話の構成が完璧で映画の手本といっても過言ではない程の出来。
無駄なシーンがなく、…
「第七の封印」に続けてのベルイマン監督作鑑賞。
1960年という時代を考えればレイプや復讐のシーンの生々しさは、かなり衝撃的であったろう。今見ても息が詰まる緊迫感がある。娘を殺された親の無念さがヒリ…