季節は巡る。
人間もただその一部でしかない。
「欲望は嫉妬になり嫉妬は殺意になる。」極論だが、負の連鎖としては正しい。欲望を経てば波風は立たない。
静かに季節と共に過ぎるのが人生か。
肉体を己…
『弓』に続いての未鑑賞のギドク作品。
ギドク作品は後期になるつにれ社会風刺や獣的セックス描写に胸焼けしそうになるが、本作はギドクが映像作家として伝えたかったテーマがシンプルに落とし込まれてる印象。
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一人の男の一生を春夏秋冬の移り変わりと共に表した水墨画のような美しく静かで、かつ感銘を受ける作品。
幼さゆえの残酷さ。
身をもって知ることは、口頭で教えられたことより心に刻まれる。
教育って教科書…
人間は罪と再生の繰り返しによって成長していくんだなって思わせる映画だった。
ある男の人生の経過が季節の巡りによって表されていて、最後また春っていうのがいくつになっても成長し続けるという意味としてと…
このレビューはネタバレを含みます
久しぶりに観直した。エドワード・ヤンの後に観たからかもしれないけど、キム・キドクの後期の作品に比べると、ちょっと荒いカットが気になってしまう。
春夏秋冬に人生を重ね、辺境の寺院で輪廻転成を描く。
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ギドクおなじみ「水に浮かぶ建物」を舞台に描く、業と回帰の物語。時代性を排した映画かと思ったら普通に現代劇で、途中に出てくる刑事二人の緩さがちょっと武のソナチネを思わせていい感じ。あと扉や門の使い方が…
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