誇り高き老公爵の諦念。
本物の輝きに満ちた贅沢な187分。審美眼を養うのに最適なヴィスコンティ芸術の最高傑作。
大スクリーンで観たいと思っていたので、この度、Bunkamura ル・シネマで「山…
豪華絢爛って、この映画のためにある言葉なんだね。小学校で教えてもらわないと困っちゃう。子どもには教えないと。
よく、海外の映画見て、パーティしたいって思ってたけど、このパーティはしたくないっていう…
2017.3.8
アラン・ドロンとウ クラウディア・カルディナーレの美しさよ…溜息しか出ません😍
そこに死を覚悟する老いてゆく者…バート・ランカスターの白髪もだんだん増えていった?!気が…
ヴィス…
肉体の死より心が虚しいのは存在の死、もしくは忘却。あったはずの栄華が手から離れて行くその朽ち果てるさまは、形容しがたいほど静かで残酷で、つまりは最上級に美しい。
栄華とされていたものが静かに崩壊して…
試験期間。「だらだら一日勉強するんじゃなくて、映画でも観てからきちんと集中して勉強した方が捗るでしょ」っていう謎理論で、午前中に3時間鑑賞キメた。結果、なぜかめちゃくちゃ頭痛くなって勉強どころじゃな…
>>続きを読むまずは、GUCCIとスコセッシに感謝。
こんなに美しい世界を劇場で鑑賞できた幸せ…
これはアランドロンの若さ美しさもありますが、やはり、みなさん書いておいでのようにバート・ランカスター演ずる公爵で…
80年代初頭に私のビスコンティ・ブームがあった。あの退廃的で耽美的な映像に何か強く共振するものがあったのは事実だが何がそうさせたのかよくわからない。そしてデジタルリマスターされた「山猫」を映画館で観…
>>続きを読む時代の変わり目を諦観する公爵の視線が全編をつらぬくのがとても印象的な、華麗な映画。美しいが貴族にふさわしくない下品な嫁が愛息子に添うのを受け入れるのがなんともやるせない。アラン・ドロンが黒いタイを眼…
>>続きを読むどっからこの感動を文字に書き起こせばいいのかギッチギチに魅力が詰まりまくった3時間に圧倒されっぱなしで、1秒足りとも隙のない素晴らしく意義のある画面構成とその中に燦然と輝く失われゆく貴族の姿は、この…
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