弱さを曝けることは,他者を信頼したという何よりの証左となるものであるはず。
それがこんな形で粗略に扱われてしまうのなら,何かを信じる事なんて出来た筈がない。
それこそ血の繋がった家族ぐらいのもの…
基本的にバッドエンドは好みではありませんが、ここまで突き抜けていると強烈に記憶に刻まれ、忘れられません。
音楽は本当に素晴らしい。
良くも悪くも、大きく心を揺さぶられる作品であることは間違いありませ…
全然胸糞悪くない。
聞いてた話と、違う。
カメラワークが凄い。
ストーリーが進んでいく大概のシーンは、各登場人物の顔にこれでもか!という具合で近づき撮るアングル、ブレも多くて、観てるこちらが酔う程…
初ラース・フォン・トリアー。
圧倒的不条理。物事が全て最悪の方向へ。現実逃避としてのミュージカルの明るさが対比的に描かれる。だからこそ際立ち過ぎるラストシーン。余韻がすごい。
ただ自分が抱いたフラス…
彼女が人生を賭けて守り抜いた約束、共有した秘密。
信念を貫き通した先にあるものが
幸福とは限らない。
意思を頑なに曲げない彼女に、
何故?と、何度も考えてしまうが、
何が本当に最善の選択だった…