このレビューはネタバレを含みます
馬車に新婚夫婦が乗っていると、いきなり死神(人間っぽい見た目)が相乗りしてくる。
夫婦「何か気味悪い人ね…やーね…」
と死神のことを不気味に夫婦が思っていたら、何と新婚の夫があっという間に死神に…
大層な邦題付いてるけど中身はファンタジーラブストーリーだった。原題は「疲弊した死神」って意味らしい。
田舎の村に死神がやって来ます。婚約したてでアツアツなカップルの男の方を死神があの世へ連れて行っ…
とてもサイレント映画とは思えない、見事な構成。
むしろ、字幕のフォントを舞台の国に合わせて変えている所とかは、サイレントならでは。
ベネチア、アラブのどこかの国、古代中国の3つの世界を、うまくから…
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ゴシックホラーかと思ったらまさかの異世界転生ファンタジー。冒頭の自然体に不気味なシークエンスがよい。「黄金の一角獣」という宿屋の名前もかなりイカす。大仰な装飾の燭台のカットをひとつ入れこむ不吉さが、…
>>続きを読む怪奇趣味に貫かれた暗い映画と思いきやパラレルワールドあり、異国情緒あり、魔女っ子展開ありの一大スペクタクルで、貫かれているのは男女の愛というテーマ。そびえ立つ高い壁に死神が独り佇んでいるショットや背…
>>続きを読む愛は死と同じくらい強い、かもしれないけど、理不尽且つ大いなる力の前には愛は死と同じくらいしんどいという宿命。バラエティに富んだセットに負けないくいに造作と佇まいだけで完成形の死神の、磨り減りながらも…
>>続きを読む期待しすぎた。全体としてはよかったけれど3つの灯火のエピソードがいらなかった気が。少しだれる。
でもこういうラングの惑わされる存在っていうテーマは後の扉の陰の秘密や飾り窓の女とかに繋がってるんだろう…
ラングの古典的な大時代的な表現はサイレントの大袈裟なリアクションと相性がいい。先妻テア・フォン・ハルボウの影響か。劇中劇が3つある。全て悲劇で、それぞれ酷い最後が待ってる。アラブでは生首。イタリアで…
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