溝口らしい、しみったれた女の映画
映像作家としては好きだけど、シナリオはいつ見ても響かないなあ
街並みの美しさにゾッとする
ただ祇園の話だから、もっと芸妓の様式美見られると思って期待しすぎた
失…
せりふとロケーションの雰囲気たっぷりな艶やかさをみごとに吹き飛ばす、山田五十鈴の強烈なバイタリティー。「女の哀しみ」なんて形容ではなまやさしすぎる怨嗟の声を、1930年代にしてここまで明確な形にして…
>>続きを読む溝口健二の名作として有名な本作ですが、昔の作品でBGMが無いのが慣れませんでした。あとおじさん達の顔が区別出来なかった。
主人公、こんな職業無くなればいい!と悔しさで泣きますが、他の生き方を選ぶのは…
祇園と言っても華やかな雰囲気とは遠い祇園乙部の小さな店で働く、義理堅い姉の梅吉(梅村蓉子)と、実利的で男を手玉に取る妹のおもちゃ(山田五十鈴)の芸妓姉妹を中心に、周辺の人々の暮らしぶりが描かれた映画…
>>続きを読む溝口健二の最高傑作と称される本作だが、たしかに溝口のカメラワークそのものが女の悲しみと美しさを内包するセンス鋭すぎる、
山田五十鈴がラストガン泣きで終わるのだが、女の宿命みたいなものを強烈に訴えかけ…
カメラは横移動だけでない。登場人物と一緒に手前にも動き、祇園の小路の狭い奥まった感じを良く出している。
まともに日が当たらぬ暗い街かと思えば、実は光にあふれた川も流れ、リアルな祇園の姿を教えてくれる…
授業で鑑賞。正直音質が悪く、何を言ってるか分からなくて非常に理解しづらかった。ミザンセーヌを読み解くためのケーススタディですが、うぬぬ難しいですね。とにかく部屋から部屋へ移動し、襖から覗くように引き…
>>続きを読む©松竹 大谷