自分の中の映画というものを捉える姿勢を見直された。捉えようのない魅力に唖然として、こんなに映画は美しいのかと感嘆した。山田五十鈴も稀代の名女優。これは正真正銘本物の名品、映画の至宝だと思った。また夏…
>>続きを読む「流れる」のあとにみたからか、山田五十鈴の役を重ねてみてた
ラストのダイレクトな言葉がめちゃくちゃ印象強くて、頭のなかで勝手に「流れる」の前日譚になってたからもう言葉がでなかった
今もこの映画の価…
先にリメイク(野村将浩監督1956年)を観たので見比べると、この溝口監督の方が人を見る目が厳しいと思いました。女性を手厳しくリアルに描いています。
会話もまったく同じところがいくつもありました。
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やはり、初期作品から哀れな運命の女性の描き方が上手だなと感じます。
そして、この作品は1936年の作品ながら、男性社会に対する抗議のような作品になっており、その点も素晴らしいなと感じました。
世…
1936年公開の本作は20分弱フィルムが失われており、現在観る事が出来るのは69分版のみのため正当な評価は難しい。
本格的な京言葉に加え古い作品のため録音状態に難あり、聞き取り難い場面がちらほら。
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祇園の色街に従事している芸妓姉妹(梅村蓉子&山田五十鈴)が、正反対の男性観に基づいた情念の世界を世渡りしていく。下級色街の悲喜交交を描いている、ヒューマン・ドラマ。現存するフィルムを繋ぎ合わせている…
>>続きを読む©松竹 大谷