悩みを抱えながらも必死に日々を送る人々と、それを温かく見守る天使の眼差しが印象的な作品。登場するセリフがどれも詩的で、人生についてハッと気付かされるような感覚になる。鑑賞後は、人として生きていくとい…
>>続きを読む原題『Der Himmel über Berlin』(1987)
監督 : ヴィム・ヴェンダース
脚本 : ヴィム・ヴェンダース、ペーター・ハントケ、リヒャルト・ライティンガー
撮影 : アンリ・…
詩的なヴェンダースの世界観を堪能できる最高の一作。
天使であるダミエルがサーカス団のブランコ乗りに恋をし、人間になるまでの物語。
何気ない日常の中にある些細な幸せやふとした感情の高まりは天使の…
ヴィム・ヴェンダース特集@渋谷bunkamuraル・シネマ
映画をまた観るようになって5年くらいなんだが、それ以前は四半世紀以上、映画は年に片手でしかもレンタル。映画館は年1回行くかどうかの中で2…
天使が人間に憧れ、恋するのは面白いと思う。
唯一、ピーター・フォークの本人役が、最もイキイキしている。
それ以外の前半90分は、無味乾燥で断片的な天使の視点に思え、私には眠くて仕方なかった…
Als das kind kind war. 寒かったら手を擦り合わせる。血が赤いことが嬉しい。ダミエルの感性は子供なんだ。萌の朱雀でも印象的だったけど、子供って水を触るだけで嬉しそうやん。
冒頭か…
Als das Kind Kind war,
普段耳慣れないドイツ語がこんなに美しく響く詩、つい真似して声に出してみたくなる。
優しい声。優しい眼差し。優しく触れる掌。
天使であることは言葉である…
記録
天使という架空の存在から人間界の煩悩や葛藤を客観的に表現し、壁で分断されたベルリンで人々の苦悩や煩悩を描く。天使はモノクロで、人間はカラーで映像表現を醸し出している。両世界を緩衝材になっている…
(C) 1987 REVERSE ANGLE LIBRARY GMBH and ARGOS FILMS S.A.