今は昔…。
大学教授の主催でとある映画館のイベント後の飲み会に参加。
先生はこれを勧めていた。
映画館のイケメン社員がこれをみて素晴らしくて。って先生に媚びていた。
そんなアタシはイケメンが観て感動…
12歳の姉と5歳の弟が見知らぬ父を探し求めて、アテネからドイツへ旅をするロードムービー。
幼い姉弟がお父さんのところへ行く、はじめてのおつかい………。
というほっこりロードムービーではありません。…
全てが映像によって暗喩的に美しく語られる。白馬の死をみて啜り泣く弟、姉弟の抱擁、青年との別れ。あらゆる場面で無垢な感情と映像の美しさに涙をこらえ切れなかった。
「ただ苦しみのみが人を成長させる」
姉…
詩的な映像で語られる子どもの姉弟によるロードムービー。
長回しの多様、計算しつくされた人物配置により物語はかなりスローに語られるがその体感時間こそがこの二人の成長過程のようにも感じられた。
特に冒頭…
遠くの光が少女の足元に暗澹とした影を立て、塩気のない穏やかなギリシャの海風が、美と憂慮を運んでくる様。不思議な描写も現実の内に置く事で、それは奇跡となる。雪と霧 砂も波も 白く白く…。
巨大な掘削機…
母に会うためにギリシャからドイツに行こうとする12歳の少女と5歳の弟の話ですが、静かで、詩的で、印象的な演出のロングカットが次々と続く作品です。
・雪の降る町、止まった時間の中を歩く二人
・路上に…