いつか映画を撮っていた自分としての感想しか浮かばないほど、目を西川きよしサイズにして見入った傑作。
無邪気に邪悪な少女の非行と、自らの落とし前と諦めの話。
寝起きの勢いついでにこの映画を観て昨晩…
このレビューはネタバレを含みます
アルコール中毒、病、そして暴力を振るう両親のもとで暮らす少女ムシェット。
サイズの合っていない大きな靴を履く彼女は家で赤子の世話も任せられ、学校に行けば男の子からも女の子からもからかわれ、とにかく…
少女の受難、堕落が描かれてはいるけど、救いのなさや重さからくる後味の悪さみたいのは、全くない。
「私はアルセーヌの愛人よ」と言い放ってオバハン家を出てからラストにかけて、かなり良かった。
もっと悲…
少女ムシェット、みた。ひたすら少女の身に不幸が降りかかり、どん底へ落ちていく。全く救いがない中で、唯一楽しい遊園地の場面。ここで物語が進むかと思いきや、結局現実に戻され、さらに少女を追い詰める。音楽…
>>続きを読むムシェットが自分が歌下手なこと分かってるから音楽の時間歌を歌わないんだけど、先生に前で歌わされて他の生徒にクスクス笑われる所で泣く。その後家で一人でいるときは鼻歌を歌ってる所でまた泣く。
2020…
何故かDVDもビデオもレンタルできないブレッソン最後のモノクロ作品を、U-NEXTの無料期間中に鑑賞。
ブレッソンの抑制された演出は相変わらず良いとして、淡々として緊迫感のある冒頭や終盤の狩猟のシ…