文芸調のスタイルで重々しく進み、グレゴリー・ペックが出てくるのもかなり遅いが、白鯨との戦いになると一気に娯楽特撮になる。
どうしてもハリボテ感はあるが、映し方が上手いので臨場感がある。
戦いを通し…
巽孝之が、ブラッドベリ脚本である本作とゴジラ参照先の『原子怪獣現わる』を指してゴジラの象徴性にはメルヴィルの『白鯨』の遺伝子が息づいているうんぬんと書いているけど、この映画のラスト10分の東宝特撮感…
>>続きを読む『オルカ』からの流れで鑑賞。海の男たちが畏れる白鯨"モービー・ディック"と、打倒白鯨に怪気炎を吐くエイハブ船長の闘いを描く。胸熱くする海洋冒険ロマンではなく、全体的に沈鬱な空気。
1956年の映画…
冒険譚。のようでいて、実際にはめっちゃ宗教色の濃い作品よね。
神を冒瀆してでも復讐だけに凝り固まった者の末路。
的な。
スターバックとのやり取りに神という言葉を多用させてるのがこの作品の本質…