3時間の長尺など、何ということも無い、ドラマの傑作、ヴィスコンティの見事な作品です。
画面の切り替え毎に登場人物たちの存在感が深まっていき、物語の展開にどんどん嵌まってしまいます。母と五人の息子たち…
母親と4人の男兄弟が田舎を出てミラノへと向かう場面から物語は始まる。次男のシモーネはみるみると都会に毒されてゆき、家族を破滅へと導く。三男のロッコはそんなシモーネを庇い続ける。これが若者のすべてと言…
>>続きを読む兄弟5人が都会ミラノに越してきて起こる波乱の群像劇で一人一人の個性が良くも悪くも感化し合いながら物語を左右する展開が面白く、当時のイタリア社会と若者の在り方を鋭く示した。アラン・ドロンが恋のため、兄…
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まわりの人間全てに優しいのは危ない。
悪や迷惑を全て許してあげるのは、きっと優しさではないと思うよ。
自分が全部許せるタイプの人間でも、周りがそれを受けて改心できないなら、また悪いことは起きてしまう…
ああ、アラン・ドロン。
なんてカッコいいんだろう💕
「太陽がいっぱい」のカラーのアラン・ドロンを見たときもカッコ良すぎて衝撃だったけど、今作も良い💕
まだあどけなさが残る透明感ある笑顔の破壊力。白…
BD(アイ・ヴィー・シー)にて鑑賞。やっぱりBDはよい。たとえばナーディアの涙とロッコの涙が、それぞれ一粒一粒対応する演出なんて、SD画質ではとてもわからなかった。
何度見ても発見があるのがヴィス…
うーん。面白くはないとおもう。家族と馬鹿兄弟のシビアなお話が好きならばええけど。次男に魅力ないし、ドロンはへなちょこだし。しかも長いし。いくらビスコンティーとは言え、もう少しなぁ。小津安二郎好きには…
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長男を頼って田舎からミラノに出てきた貧しい一家。5兄弟の名前を冠した章立てだが、破滅していく次男・シモーネとそれに引き摺り込まれるような三男・ロッコの運命が物語の主軸。真面目で一途で、人の全てを許し…
>>続きを読む何回目だろう。大好きな映画を見直している。
聖人のような愛を持っていても実生活では無力。愛と優しさの相反性というか。愛も優しさも持っていたロッコは、その間で苦しみながら生きていくしかないのでしょう…
死ぬまでに観たい映画1001本より677本目
長かったですが、重厚で良い映画でした。
内容はちょっと暗いですが、アランドロンだけでなく家族全体が主役のような構成でした。
いまいち、兄弟の顔の区別…