ヴェルディ直結のイタリア・オペラとネオ・レアリスモの最上な結合。これでもかと濃いストーリーをじっくり魅せる、ヴィスコンティ悲劇の傑作。ラストの並行モンタージュは素晴らしい。サルヴァトーリはさながらマ…
>>続きを読む時折見せる家族のつながりの強さも特徴的だが、普段兄弟それぞれが案外マイペースに過ごしているところもリアルな感じがする。
確かに長尺だが、我々は難しい事考える必要はなく、ただ彼らを見守り続けるだけでい…
白と黒のコントラストを超越する光はあてられ、あるいは透き通るような儚さを帯びるアラン・ドロンに、不完全な愛の崇高なる美は託されている。
愛の片割れ、兄の姿は闇に溶ける。
サングラスの奥に頬を伝う涙…
まず表紙、アラン・ドロンの涙が美しすぎる。で、どんなシーンで流れるのかと思って見てたらとんでもなく重厚な場面、主人公が常人の理解を超えてしまっているんだと気づかされる瞬間。あとこのロケ地最高、行きた…
>>続きを読む家族ってなんだろう。
ぽやんぽやんしたアラン・ドロンがどんどん男の顔になっていく。綺麗な顔に流れる涙の美しさよ。ぽやんぽやんしたちょっと間抜けなアラン・ドロンの方が個人的には好みだなぁ。
全てを…
流石、巨匠ビィスコンティ。人物設定がきめ細かく役者もその人物を確り表現していて力の入りようが物凄い。ボクシングのシーンも迫力満点。リアリズムの極致。3時間近い尺の長い映画ですが飽きさせず計算され尽く…
>>続きを読む2017年215作目。
ヴィスコンティの大げさのような役者の演出と話の展開が良いんだなぁ〜。
それが更に功を成した作品に感じる。
3時間の大作だけど、苦なくかなり楽しく観れた。
アランドロンもかなり…
ミラノ駅に降り立つ列車を格子越しに捉えたロング・ショット、1955年のある晩、パロンディ家の当主である母親ロザリア(カティナ・パクシヌー)は、次男シモーネ(レナート・サルヴァトーリ)、三男ロッコ(…
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