エストニアとジョージアの合作映画
物語の背景となっているアブハジア紛争とは、ソ連崩壊とともに1991年に独立した国ジョージアと、ジョージアの一部となることを望まなかったアブハジアとの軍事衝突
以下…
「殺す。殺してやる」
「誰がそんな権利を与えた?」
「戦争だ」
「死に乾杯」
何が君と違うっていうんだ。
敵味方の定義、理由なんて脆いもの。あるのはご飯とただ過ごした時間だけ。
そんなことをしたっ…
戦地でみかん箱を作る主人公イヴォと、収穫を急ぐマルゴス。
負傷した2人の兵士を介抱するが、その2人は敵同士であった。
パンを食べてスープを振る舞う、混沌とした中で丁寧な暮らし。そして眩しいくらい鮮…
政治宗教のイデオロギーの対立という軸と、それに取り憑かれる若さ-悟りを開く老いの軸、移動する傭兵-定住する土着の住民の軸、という3つの対立軸をコアとしてストーリーが展開され、90分におさめてる。コレ…
>>続きを読む今興味がある国、エストニア人が出てくるお話ということで鑑賞。戦争に関するいいお話的な雰囲気のジャケだなぁとは思っていましたが、、見終わって、とにかく虚しいです。やるせない。現状を考えるとさらに虚しい…
>>続きを読む【死に乾杯】
ジョージアと独立を目指すアブハジアとの戦争、それを見つめるのはこの紛争の部外者であるエストニア移民の老人イヴォ。
戦闘で負傷したジョージア人ニカと、アブハジア側の傭兵であるチェチェン…
戦争は人間性を奪う。でもこの映画では「戦争の顔」をしたふたりの男が小さな家の中で人間性を取り戻す。「異端の島」みたいな寓話なのか「ノー・マンズ・ランド」的やるせない人間劇場なのかどっちかだろうと思っ…
>>続きを読む大掛かりなことしなくても良い作品は製れる。静かな緊張感があって、このまま終わるわけないなと思いながらも平穏を願ってしまう。
「ノー・マンズ・ランド」を観たときのようなやるせなさを感じた。
戦時下の狂…
エストニア/ジョージア合作の映画。
一連の出来事をタイトに描く演出が見事。
87分とコンパクトさも相まって息もつけぬスリリングな作品です。
居住地が刻々と過酷な戦地になっていく中で、
登場人物そ…