黄金の馬車に投稿された感想・評価(★4.1 - 5.0)

『黄金の馬車』に投稿された感想・評価

ルノワールがイタリアで撮った、アンナ・マニャーニ主演作。旅芸人一座のマニャーニ。土地の総督から黄金の馬車を贈られ、さらに闘牛士からの求愛、怒る侯爵夫人が入り乱れ、果てはその三人にマニャーニが加わり、…

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まや
5.0

このレビューはネタバレを含みます

とにかくずっと泣いていた。刺さりすぎて大好きな作品だった。本当に傑作だと思う。とにかく人間に寄り添う姿勢が凄かった。こんなに物語に引き込まれるとは。

舞台女優の主人公が、舞台でも女優を演じる。最初…

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☆唯一無二アンニャマナーニ!異国で三人の男が惚れました。説得力ある。
☆全面的に、それを肯定するルノワール!
☆そして振り回される男たちの遊戯感!
☆フレンチカンカンもトニもゲームの規則も、恋多き女…

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cyph
4.1

こんなん泣いちゃう、ネオレアリズモの遺伝子とルノワール印の舞台=人生の二重構造とがアンナ・マニーニャという身体を通して交わり爆発してる ルノワールが旅一座という奇妙な存在を愛していてうれしい たとえ…

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理屈を超えて大好き。こういう物語が好きなんですよね。

主人公は大衆演劇の一座の花形女優・カミーラであり、彼女を奪い合う男たちの物語である。劇中でも演劇が行われ、そういった物語のために、本作自体…

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4.5

Blu-rayで鑑賞。傑作だとおもう。身分や立場の違う男3人が1人の舞台女優を取り合い、王様が、黄金の馬車を女優にあげると言ったあたりで騒動はより一層大きくなって破茶滅茶なシーンが続いていくのだが、…

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4.3

映画冒頭より劇中劇の構成を取っていることが強調される本作は、幕が開くことで看板女優の人生が開けていき、そして幕が閉じることでそれが儚い夢であり、だが演じることでその儚い夢が一瞬のうちでも自分の人生で…

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4.4

植民地に置かれた宮廷に劇団が訪れて公演を開くものの、劇団の座長に3人の男が恋をして宮廷内が荒れるお話

初ジャン・ルノワール。
初っ端から舞台劇を意識したような画面構成に目を見開く。「黄金の馬車」が…

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5.0

『裏窓』『デジャヴ』と同じ"フレーム"を越境していくメタ映画であるが、上記の二本は窓・立体画面という物質であるのに対して、本作では舞台装置に加え作劇性という不可視的な領域までもが踏み越えられていく。…

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煙
4.8
映画のすべて、ではなく、すべての映画がここにあるのではないか。

髭剃り。

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