終末期の患者を在宅看護する看護師デヴィット(ティム・ロス)の看護の日々がBGM無しで丁寧に描かれている。
患者の心に寄り添い献身的に尽くすデヴィッド。患者との絆を大切にして、最期まで看取るつも…
☆☆☆★★★
観ていて辛い話。
アメリカ映画によく有る、泣き・叫び・最後は抱き合い感動を誘おうとする作品群とは一線を化す。 映画の冒頭で主人公は誰かの後ろを付き纏い。最後に近くなると、過去に起こし…
生と死を考え、感じる時間を与えてくれた意味でも観て良かった作品。命の終わり方、終わらせ方は多様だということを見せつけられた。時間をかけて死を受け入れていく人、自ら死を選択する人、一瞬の出来事で死を迎…
>>続きを読む疾患の終末期(回復の見込みがないと判断される時期)を迎える患者のケアをする男性看護師の話。
特に話の山場になる部分もなく、ただ彼の仕事と在宅看護の利用者とのやりとりの映像が淡々と流れる。
最後は衝撃…
『映画』って一種の現実逃避もあって
今作を観ていて橋口亮輔監督の「恋人たち」を思い出した。
わざわざ『映画』としてあまり見たくない生々しさを感じた、、、んだけど
、、、まだ心臓がバクバクしている、…
身体の自由さと不自由さ、突発的な死と緩やかな死、選択する死と不可避の死、見送られる死と孤独な死。様々な対比から見えてくるのは、生の儚さと死の絶対性。そして、いかなる状況でも人の思考は止まることがない…
>>続きを読む自分が看護師だからか、この作品は冷静に考えて観れなかった。色んな考えや感情が湧いてしまって、わからなくなってしまう。
ただ、この作品のラストは忘れられない。
もし故意にやったなら、私は彼を許せない。…
終末期の看護や介護、安楽死などの大きなものがメインテーマの映画、ではないと思う。
そうではなくて、主人公デヴィッド個人のリダンプション、もしくは過去の行いに対する納得できる答えを探す過程を追った話か…
©Lucía Films–Videocine–Stromboli Films–Vamonos Films–2015 ©Crédit photo ©Gregory Smit