「ブンミおじさんの森」のアピチャッポン・ウィーラセタクン監督特集の2作目は、タイ国内で最後の撮影されたこちらの作品。
最新作「メモリア」につながるような「眠り」や「土地の持つ記憶」というのがモチ…
人と地の記憶が入り乱れる夢想的映画。
地に刻まれた歴史の根強さと対比するように
意識と肉体の結びつきは多義に曖昧だと思わされる。
メッセージ性云々よりは
しみじみと不思議を眺める趣がある。
ジ…
スーパーナチュラルな事象が、特に強調されることもなく淡々と描かれていく感じがボリス・ヴィアンやブローティガンの小説のようでとてもいい。
メッセージ性も強いし、かなり様々な暗喩が散りばめられていて、…
理解に苦しむー!!というくらいある意味初めてこんなに映画をリアルタイムで楽しめた。
言うならば、解説を見てもわからないのだけど。
というくらい内容も語れない。
ただ、独特の間や描写の移り方…
自然音と人工音。アピチャッポンの故郷への想いが反映された本作で、その風景にどこか懐かしさを感じた。「眠り」がキーワードだが、次第に「境界線」が曖昧になる物語が心地よくて、まるで夢をみているかのような…
>>続きを読む静謐さと、社会に対する冷徹な視線が同居する作風。
眠る兵士たちと映画館のあるモールを重ねたり、若者たちがウロウロとベンチをうろつくシーンに王宮の風景を幻視させてみたり。
ただし、タイ言語の語感や奏…
アピチャッポン・ウィーラセタクン監督
む、難しい、、
前2作より難解さ(それは作家性)が増大している…
なので解釈することを諦めると、バキバキにキマッたショットの連続を楽しむことができました。こ…
© Kick The Machine Films / Illuminations Films (Past Lives) / Anna Sanders Films / Geißendörfer Film-und Fernsehproduktion /Match Factory Productions / Astro Shaw (2015)