不滅の女に投稿された感想・評価 - 10ページ目

『不滅の女』に投稿された感想・評価

イスタンブールで出会った美しい女性の不可解さから徐々に浮き彫りになっていく社会の闇。
終始はっきりと映さず観る側に示唆させる点で新しい。
Nao

Naoの感想・評価

3.0
休暇でトルコに訪れた男が美女と出会う。反復する断片的な映像は「去年マリエンバードで」を想起させる。プロットは難解だけど小刻みなテンポと美しい映像が印象的。

迷いこんだトルコ、イスタンブール。
不確かな時間と不確かな女。
連続する映像、断片的記憶映像が繋がって行く。
こんなにも不確かな物語だと言うのに、なんと心地良いのだ。

監督は、先日鑑賞した『ヨーロ…

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物凄く不思〜議な映画でした。アランロブグリエは確かこれが初めてだと思いますが、ハマっちゃいそうです。

イスタンブールという場面柄、東洋とも西洋とも言い難く、なんとも不思議な雰囲気。音楽もそう思わせ…

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理解できたとは言えないのだが、塩田昭彦が言う「映画が唯一嫉妬する芸術は音楽である」を地で行くような、リズミカルな編集で見ていられるところがある。
yuum

yuumの感想・評価

3.9

このレビューはネタバレを含みます

不自然に静止するトルコの街の人々、舞台上で台詞を言うかのように話す警官。主人公男性のフランス人が心に思い描く東洋趣味(オリエンタリズム)は幻想であると風刺するように、映画の端々が「目に映るものすべて…

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自然の風景の中にビクともしない人間を置いた静止画的な映像が断片的に散りばめられた様は、どこか『去年、マリエンパートで』(脚本はアラン・ロブ・グリエ)を思い出させる。
MondeFilm

MondeFilmの感想・評価

3.9

 名前だけは聞いたことあるアラン・ロブ・グリエ。何が良いって名前の語呂ですよね。に入る範囲の情報をかき集めてばかりいる。目に入ったサムネイルが印象的だったので。北野武映画のようなビジュアル。「わから…

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Senchan

Senchanの感想・評価

4.0
断片的に流れる幻想世界。説明はできないが、潜在意識で感じ取れた気がする。
Na

Naの感想・評価

3.4

いわゆる普通の商業映画が展開する分かりやすくて観やすいといった感じからは、かけ離れているのが本作で時間の流れそのものすら曖昧でぼんやりとしていて、ずっと白昼夢を観ているかのような世界観が展開されてい…

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