ソ連の侵攻を受けたポーランドにおいて、著名な前衛画家は、スターリンが推し進める宗教、芸術を政府の統率下に置くロシア革命に対して不服従の姿勢を示す。
職も作品も生活権までも政府に奪われるが、弾圧に屈…
昨年10月に90歳で亡くなったアンジェイ・ワイダ監督の遺作。初日初回に岩波ホールで追悼鑑賞。館主岩波律子さんのご挨拶があり、ヤギュロン大学タデウシュ・ルベルスキ教授の前説付き上映。韜晦趣味に向かうこ…
>>続きを読む配給会社企画上映で初見、実在する前衛作家の晩年の実話ベースとは言え、救いがなさすぎて最初から最後までこんなにつらい話ってあるのかレベルだった、戦後のポーランドの共産主義の中で生きるには、主人公の芸術…
>>続きを読むアンジェイ・ワイダ監督の遺作
第二次世界大戦後のポーランド
ソ連、スターリンに逆らうことのできない共産主義へと突入
画家のヴワディスワフ・ストゥシェミンスキを描く
迫害されても、自分の信念を曲げず…
生きるために信じてるフリをすればいいじゃないか。何かおかしいと思っても見て見ぬフリをすればいい。そう思うかもしれないけれど。
フリを続ければ自分は自分じゃなくなる。
だから、彼はフリをしない。彼は彼…
好きな色の絵の具でさえも
持つことが許されない
見えない鎖に繋がれている
息の詰まるような空間で
表現するにも許可がいる
生きていくにも許可がいる
お上に気に入られない国民は
消えるしかない世…