日本の白粉とか、お屋敷とかが怖いのって古いからだと思ってたんだけど
この時代からそれを怖がってたんだ!って
あれが怖いのはむしろ馴染み深さからくるものだったのか
日常と異常ではなく、日常の中の異常を…
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最後親子3人で鍋を囲ってるシーンの女優さんの芝居痺れたーーまじでいい
雨月物語の中でもよくこの2編を合体したなあという感じ
男と女の話に加えて、戦乱の時代の庶民が描かれてるのが良かった
当時の侍っ…
江戸時代中期に刊行された上田秋成の『雨月物語』は各編が柔らかくリンクするオムニバスなのだという。そこから取った怪談に、他の作家の物語を組み込んで脚色したのが、溝口健二の『雨月物語』であるらしい。
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上田秋成の雨月物語を題材にした映画。雨月物語の中の2篇「浅茅が宿」と「蛇性の婬」、そしてモーパッサンの「勲章」をモチーフにしている。
焼物売りの男が妻子を置いて焼物を売りに行くが、その先で美しい女…
小津の"東京物語"と続けざまに観たせいか(クローズアップが際立つ)、本作は遠景のショットの多さに驚く。
また、カメラワークに関しても、"東京物語"は固定された定点での描写が多用されていたが、"雨月物…