どこまでも重苦しく救済の光が見えない悲劇に、怫鬱とした気分で映画館を出た。現在のロシアがオーバーラップする。只ひたすら暗い。民族性は遺伝子に書き込まれていくのかも...
作風は違うが炎628を想起し…
演出、ショット、構成、脚本、何にしても秀逸すぎる。赤と緑の力に眩暈がした。これを30歳で撮るとは。プーチンの魔の手からなんとか逃れてほしいものだ。個人的には中盤の贖罪とも取れる壮絶な性交の描写と後半…
>>続きを読む戦争がどのように女を分断するかというはなし。あと女が期待されている役割をどうこなすかについて。
まったく異なる二人の女性、イーヤ(突然身動きがとれなくなる発作に悩む)とマーシャ(男性の期待に沿って振…
戦争と女の顔
8/24 鑑賞🎥
新宿武蔵野館
★70点
第2次世界大戦後のソ連で生きる2人の女性の運命を描き、第72回カンヌ国際映画祭ある視点部門で監督賞と国際批評家連盟賞を受賞した人間ドラ…
「戦争と女の顔」感想
色について
赤と緑は補色。補色というのは色相環の真反対に位置していて、混ぜると黒になる色のことを言う。この映画の赤や緑はとくに美しく目に飛び込んでくる。壁や服や景色。ひとつひ…
このレビューはネタバレを含みます
子供嫌な予感しかなかったけど
予想超えて可哀想な結果だった…
最後はちょっと希望が見えて良かった。
でもずっとPTSDは付き纏うと思うと本当に戦争はやめて欲しい。
今は戦後だけど、体験した人にとっ…
前半、少しボッーとしたことを
深く反省するすごい作品。
戦争で心も体も傷ついた。
それは第一線で戦った
男たちだけではない。
心の傷を負いながらも
生きるために
戦後も、更に戦い続ける女たち。
…
哀しく切なく恐ろしくも美しく
絶対悪戦争の無残、狂気を暴き出す
悲惨な記憶が引き起こすPTSD
女性兵士差別、貧富の分断、安楽死
憎むほどに愛し合い
共に心の空洞を埋め合い
生きていこうとする
…
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