ご存じオイディプス王の物語をパゾリーニが現代風に再構築。精神分析学的アプローチを試みるパゾリーニが、エディプス・コンプレックスの原型であるこの寓話を映画化したのは、当然の成り行きだったのかも。寂寥の…
>>続きを読む「アポロンの地獄」
ギリシャ悲劇の中でも特に有名な「オイディプス王」をパゾリーニが映像化した作品。僕が初めて「オイディプス王」の話を聞いたのは多分、浪人生の時だったと思う。参考書にフロイトの「エデ…
パゾリーニの観る
ギリシャ悲劇「オイディプス王」
の映画化
父を殺し母と結ばれるとの神託
受けたコリントス王の息子オイデ
ィプスは恐怖から故郷離れ放浪の
旅に出るがの話
前後数分が現代で軍人であ…
短評。奇跡の丘同様「神話=俺」で映画を撮るパゾリーニ。神話は私小説になり得る。
赤ん坊に乳を与える母親の単独ショットで、彼女は赤ん坊とカメラに交互に視線を向ける。メタ視点の提示でありつつ、母親の「…
近くのビデオショップの監督別コーナーで「パリゾーン」と紹介されていたことから、長らく小生のなかでパリゾーンだったパゾリーニは今年生誕百年を迎えるとか。今年は『テオレマ』と『女王メディア』が御用達の映…
>>続きを読むエディプスコンプレックスのもとになったギリシア神話「オイディプス王」。
1960年代の荒い映像が古代の雰囲気とよくマッチしている。前半の放浪の旅では、数々の土着の民族の独特の空気が荒野に映え、ミス…
このレビューはネタバレを含みます
古代ギリシャ神話、預言者の言葉により悲劇的な末路を辿るオイディプス王と一族の物語。
"お前は父を殺し、母と情を通じる"
何の因果か意図せず予言通りとなり、自らの目を潰し気がふれてしまう王。
"…
話もアッサリしていて割と見やすいが、後半は怒鳴り声に疲れる。
広大な大地の風景と日差しは「奇跡の丘」にも共通した見所か。
現代の描写でサンドイッチされているのはどう解釈すればいいかよくわからなかった…
生誕100年だからかな、最近TLに上がる頻度が多いパゾリーニ監督。
エディプス・コンプレックスの由来となったギリシャ悲劇「オイディプス王」を映画化した作品。
自伝的作品とのことで、ファシストで暴…
初パゾリーニ。薔薇の葬列の元ネタ。逆光が凄い。
とはいえ赤子を連れて歩く序盤とラストの映像しか記憶に残らない作品だったので全体的にちょっと退屈した。なーんか説明的だし叫び声が続く割にはショッキングで…