敬意を払うべき映画の一本なのは間違いない。
サイレント(素晴らしい劇伴は付く)でありながら驚嘆すべき表現力を持つ。そして考えさせられる。宗教がしばしば人類の厄介者になっているのではないかといこと。そ…
ジャンヌ=ダルクが異端審問を受け、火刑に処されるまでを描いたサイレント映画。
信心深い純朴な少女が、権力と欺瞞に塗れた異端審問官たちから精神的リンチを受け、次第に衰弱していく様子が描かれている。
…
イメージフォーラムにて。
兎にも角にも劇場の画面を埋める巨大な顔。
ジャンヌがそこに映し出される時は
大抵彼女は1人で孤高に
フレームに収まることになる。
彼女対そのほか大勢という構図。
「異端」と…
このレビューはネタバレを含みます
えげつないクローズアップに圧倒されるばかり。平日の仕事帰りに観る映画ではなかった。パンフによると「2015年にゴーモン社によってデジタル修復された素材によるもので、伴奏音楽はオルガン奏者カルロ・モサ…
>>続きを読むとにかく顔芸がすごい。ほぼ顔面のアップなのだが、主演の目を見開き涙する様相がドラマチックで鮮烈、忘れ難い。裁判官たちも悪い顔でいい。サイレント映画でひたすらこの構図だと飽きるのではと思ったが、全くの…
>>続きを読むキリスト教に限らず、宗教を題材にした映画は、何の神も信じていない僕には行動が理解出来ず、消化不良に終わることが多い。ところがこれは凄かった。めちゃくちゃ面白かった。もうしつこいぐらいの顔面へのクロー…
>>続きを読む友人に勧められて鑑賞。1人の歴史的な女性の死が丁寧に描かれている。
人物のアップが多く、表情も相まって感情に訴えかけるカットが多かった印象だった。
映画館でサイレント映画を鑑賞したのが初めてだったが…
(c) 1928 Gaumont