"物語は至るところにある"
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アピチャッポン・ウィーラセタクン監督、ティルダ・スウィントン主演。
"謎の音"に導かれ、ますます深まっていく謎。
その音は星の記憶?何らかの警告?
あなたは誰…
音を媒介に現実・過去、自己・他者がない混ぜになる。その境界をずっとカメラが捉えている。物理法則が働いている場としての"現実"は映っていない。天国を覗き見るぐらいの感覚で観るのがちょうどいい。鑑賞中、…
>>続きを読む過去と現在、他者と自己が土地に根付いた溶け合いをみせる。
予測不可能な外的要因。静寂と衝撃音はいつだって私たちを。
(鑑賞環境の視点でいうと、眠たくなる→目覚めさせるのコンボであり、アピちゃんや…
冒頭の爆発音が鑑賞者の知覚を最大限の緊張状態に置く。次の爆発音に備えながら観るスクリーンの向こうの世界は、必然的に鋭敏な感覚で見ることになる。そうして拡張された知覚が終盤、巨大なメモリア(記憶)に接…
>>続きを読むとにかく眠かった…
睡魔との戦い!
やたらとワンカットが長い。
たっぷりと余裕をもって間を使う。
「この監督はこういうテンポなんだな〜」と思って大きな心で気を許したら、20分はあっただろう大きな…
何かに没頭していて外の音が聞こえなくなる瞬間と、突然世界と繋がるような瞬間にパッと音が溢れてくる経験がそのまま映画になっていて、それ自体が映画のテーマでもある記憶の共有につながる。
ティルダの繊細だ…
キーとなる太鼓のような爆発のような音に興味は持てたけど、長回しの意図はわかるもののどうにも余白の多さが自分には合わなかった、ラスト付近のオチ?を見て、これは「メッセージ」的なやつってことかと悟った、…
>>続きを読むアピチャッポンの作品のイメージは、熱帯のドロリとした気候の雰囲気をうまく伝えた感じの物が、今まで多かった気がします。
今回は、赤道直下といえども、コロンビアのボゴタが舞台なので、ゆるゆるの雰囲気ま…
マジックリアリズムと統合失調症のあいだで、しかしポランスキー風の主観的な画が排されているためかニューロティックな感じはゼロ、という不思議なバランス。
視ることにばかり丈けんとする観客に向けた「耳を…
居眠りを許さない… ドン💥
でも場内は結構寝てた気もする
自分も後半の連続ほぼ静止画はやられかけた
言わんとしてることはわかるようなわからないようなだけどやっぱり自分にはアピチャッポンに映…
©Kick the Machine Films, Burning, Anna Sanders Films, Match Factory Productions, ZDF/Arte and Piano, 2021.