今まで観たベルイマン作品は全てモノクロだったので、カラーの映像はどんな色合いになるのかずっと気になっていた。冒頭、秋の陽光が差し込む森の風景が美しい。絵画のような映像にうっとりしていたのも束の間、目…
>>続きを読むこれは癖になる“格闘しながら”鑑賞する作品です。
描かれている世界はものすごく深い。
全部が理解できたかといえば、たぶんそうではない。
この作品は物静かで力強く恐ろしい。
人間の本質にまとわりつい…
姉妹をめぐるドラマは難解かつ抽象的すぎて内容を把握できなかったが、それでも赤を基調としたショッキングな色彩感覚や登場人物はおろか見てる人間の心をも蝕むような撮影などベルイマン監督の刺激的かつ美しい映…
>>続きを読む19世紀末、病に伏す次女と看取る姉妹、侍女。その姉妹の確執を描く。長女と三女が和解するシーンのただならぬ不穏さにゾクゾク。
赤い壁、赤いカーテン、赤いシーツ…なぜか子宮の中をイメージした。
ベルイ…
仙台では、永らく今で言うミニシアター系の作品を上映するロードショー館はなかったようだけど、ようやくシネマ仙台がその役割を果たすことになって観られるようになった作品だったかな。
本作は、キネ旬ベスト…
予備知識ゼロで観たのでこんなに怖い映画とは思わなかった。長女がベッドで"ある液体"を口に塗りたくるシーンには只々戦慄。アリ・アスターが『ヘレディタリー』の撮影前に本作をスタッフに観せたという話を後か…
>>続きを読む(c) 1973 AB SVENSK FILMINDUSTRI