迷宮入りという言葉は未解決事件でよく使われているが、この映画は17世紀に実在した政治家であるゲオルク・イェナチュの死の真相に囚われたジャーナリストの物語である。クリストファーはとあるきっかけで時代を…
>>続きを読む怪しい歴史家と英雄イエナチュの謎を追うライター。
この既視感は17世紀か現世か。
浅い眠りのような陶酔感はもとよりニナとの暮らしやエンドロールが好き過ぎた。
上演後に渋谷さんのトーク。円環構造、幻惑…
なにこれ、『世にも奇妙な物語』みたいなやつ。あの終わり方でそういう印象が強まる。夢と現実の境目が曖昧に〜ってそれすらヌルッとしてるのがシュミットらしい。面白いけど、そんなにハマらず。原稿を隠したり、…
>>続きを読む現実に過去が侵食してくるというと、シュミット映画の無表情で緩慢な動きをする男女たちの夢幻的な存在様態はそもそも通俗的な時間を超越していたじゃないかと思うし、今回もそれを観れるんだろうと期待して行った…
>>続きを読む時空を超えた視線劇にただただ痺れる。
テープレコーダーを再生してしまった瞬間の、どうしようもなさみたいなのが凄い。
主人公に歴史を超えていく一切の理由がなく、説明もなく過去に巻き込まれていくのも素晴…
全く別々の時空をいとも簡単に繋ぐことができるのが映画だけど、遂に繋ぎ目すらなくなってフレーム内に浸透し始める。目を合わせる、というジェスチャーによって各時代の互いに見ているもの(主観)を交わらせ、共…
>>続きを読む(c) JENATSCH: 1987 T&C Film AG