思春期のチッタの性の目覚めをいじらしく描きながら、全体としては人生への讃歌となっている作品。
登場人物みんなが個性的でコメディタッチだが、どこか叙情的で愛おしい人間ドラマになっている。
リアリズ…
コメディタッチのお話かと思ったら、終盤は意外にも切なかった。
雰囲気がトルナトーレ作品っぽいところがいくつかあった。ということは、この作品はイタリア映画に大きな影響を与えたんだろうなと容易に想像でき…
「道」「81/2」のフェリーニ監督の少年時代の思い出を詰め込んだ自伝的映画。
美しい映像、音楽に狙わないユーモア。
嘘みたいな出来事もあるけど、美化された思い出ってそんなものですね。
傑作との評…
1930年代が舞台のフェデリコ・フェリーニ自身にとって生涯忘れ得ぬ一年間の物語。
「アマルコルド」とはフェリーニの故郷である北イタリアの小さな港町リミニ地方の古い方言“エム・エルコルド”(=私は覚え…
主人公チッタの家族を中心に、イタリアの田舎町の春の訪れから次の春までの一年間を描く。フェリーニの少年時代をモチーフにしているので、ファシズムの台頭など暗い側面も描かれるが、全体に喜劇的な作品である…
>>続きを読むーフェデリコ・フェリーニの生まれ故郷港町リミニの一年間を、ある少年の家族を中心に描き出す風物詩集。ニーノ・ロータの甘美なメロディに乗せて、人が「生きる」ということにまつわる、あらゆる喜びと悲しみが、…
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