話の内容としては、少し東京物語っぽい感じがしました。
親というのは、昔は絶対的な存在だったのですが、年が経つにつれてうざったい存在になってくる(少し言い方が悪いですが)というのは仕方のないものなの…
体裁体裁…途中があまりにしんどかった。
プライドのお高い女たちが冷たく息苦しいけれどコミカルに終わって和んだ。
むかしのひとはつよい、つよく生きてってほしい、と思えるラストだけど出てるひとみんな故人…
このレビューはネタバレを含みます
「庶民」より少し上層の家族っぽいが、紛れもなく小津映画。が、佐分利信がキレるラストまでの積み上げが甘い感じがするのは小津監督らしくないかな。
三宅邦子はイメージ的にこういうキャラがはまる。優しい母も…
和洋折衷の比率が丁度釣り合ってた時代。
上流階級の会話や行動は流れが決まってるから、その中でどう遊ぶかという脚本作りは、今の映画には無い考え方かもしれない。
小津調も飽きそうで飽きないもんだな
…
最近、小津監督作品おさらいしてます。家族の崩壊を題材にした小津監督作品と言えば、「東京物語」ですが、本作もなかなかの出来映えです。
冒頭は老齢の父と還暦を迎えた母を囲み、兄弟たちが仲良く穏やかに会…
“昔の日本は人情に溢れていた“などという言説が、単なる幻想だということがよく分かる。いい奴もいれば、ずるい奴もいる。また、しょうがないこともある…。だからこそ、東京物語の紀子さんのような人は貴重なん…
>>続きを読む佐分利信がこんなにヒロイックな役を演じているのって見たことなかったので楽しかった。
演出、脚本、撮影、編集ともに、いわゆる小津マナー確立期の作品なので色々と興味尽きない。
子供が子供として突飛にスカ…
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