名作100選に常連のこの作品。タイトルはよく目にするが実際に観たことはなかった。モノクロ映画って観づらい。CGがバチバチに成長した現代で、色のないざらざらの画で、ぶつぶつのセリフとBGMの作品を観る…
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題名が題名だけに、いつ盗まれるんだろう?とドキドキ、ハラハラ!!
見ている側の私は、主人公アントニオに気持ちが同一化してしまい、「取られたんだったら、取っちゃえばいいじゃん」など…
就職難の第二次世界大戦後イタリアローマが舞台。
やっと職安から回ってきたポスター貼りの仕事。唯一の条件に必要なのは自転車。質に入れてた自転車を取り戻して仕事をするも初日に自転車をぬすまれるアントニオ…
イタリアレアリズモって大抵鑑賞が苦痛。内容もテンポも…でもこれは音楽やSEがたっぷりなので俄然見やすい。第二次世界大戦後の物語オールロケしかも48年製作なので当時の世相が…って日本に比べたらめっちゃ…
>>続きを読むこの映画を見終わった時の気持ちは忘れ難い。この主人公とその息子と共に絶望へ突き落とされたよう。
犯罪者によって人生が狂わされ自分までもが犯罪に手を染めてしまう、この悪循環。
貧困、失業者の増加によっ…
自転車泥棒というのだから、自転車が盗まれるか盗むんだろうなと思いながら見始めだけど、想像以上に当時のイタリアの人々の苦しい生活っぷりが他人事のように思えなくて苦しくなった。
自転車がこのどうにもなら…