「壁あつき部屋 (英語題名The Thick-Walled Room)」は、1956年公開の110分の白黒作品。反アメリカ的なシーンのカットを日本政府が要求し、これを小林正樹監督が拒否したため195…
>>続きを読むめちゃ面白かった。歴史的背景や思想感など興味深い。韓国人のセリフの数々が印象に残る。
戦争で人殺して戦犯、赤が平和運動で捕まって平犯。
セリフ所々心に残るものが多かった。
こんなことが池袋サンシャイ…
巣鴨プリズンのBC級戦犯手記を元に脚本安部公房、監督小林正樹とまあ当然ながらの激作だった。色々wikiったら制作の53年はBC級釈放運動の真っ最中、なのに「合衆国に配慮し56年に公開」となってる。い…
>>続きを読む安部公房脚本ということで、A級ではなくBC戦犯の獄中での様子。何が正義なのか、罪なのか。救いのない厚い壁のなかの男たちの心理描写はさすが。13階段でふざけてみて東条の血のついたかべは高く売れる...…
>>続きを読む怒りマックスまで行ってからの美子猫のお出迎えでほっこり。一応、下衆過ぎで殺されないって設定の小沢栄太郎なんだけど、浜田寅彦が畜生道のループに落ちるか落ちないかの境界の表現として白いのが現るってかなり…
>>続きを読む 母親の葬儀のため戦犯山中に一日に満たない時限出獄が認められる。そのさなか、暁の道を元上官浜田宅に向かう山中に気づいた知人(おじさん)が山中の犯したことについて、「百姓、職工のした事」と評する。
…
「突き詰めて、己に還る哀しみを。放つに狭く、壁あつき部屋」
終戦を迎え平和の音も束の間、朝鮮戦争勃発に呼応し再軍備計画が進む日本を背景にした米占領下巣鴨プリズン。BC級戦犯の獄中手記を基に安部公…
巣鴨プリズム、ここは第二次
世界大戦で過ちを犯したBC級
戦犯が収容されている施設。
収容者の中の山下は上官・浜
田の命令で現地人を殺め、全
責任を負わされこの施設に入
れられた。そして有ろうこと
…
戦争の責任は誰にあるのかという問い。更には、これを終戦からたった11年で製作したというのが衝撃的である。
本作では公開当時はまだ存命していたA級戦犯に対しての責任を問いているが、これが中々にリスキー…