フランス映画らしい観念的恋愛会話劇なんで、まあ勝手にやってろやってな感じなのだが…さすが、言葉への信仰心が篤い。しかしフィックスをベースにした映像も、とてもかっこいいので大満足。
陰鬱な「ロスト・…
男と昔の男、ヒロシマとヌヴェールが哀しみに重なる。歪ながら愛に合わせて作られた新しいヒロシマは、男を通して女へと、あの頃の彼女が見ることの叶わなかったヌヴェールへと想起を促す。しかしその苦しみに心は…
>>続きを読む凄い。意欲的で官能的。戦争の悲しみを描いていながら世にも美しい不貞のストーリーに引き込まれずにはいられない。そして岡田英次さんの色気にどぎまぎした。原爆後の復興から間もない広島の風景も新鮮で興味深く…
>>続きを読む言葉ひとつひとつが
実に印象的で
何度も自分の中で反芻する
ヒロシマを舞台に描かれる、
"愛"についての物語
この話はきっと、
見る人や見るときの状況で
受け取り方が様々だろうと思った
愛が終…
冒頭は広島原爆の資料映像で直球に戦争の恐ろしさを伝えたのに対し、本筋では過去の恋愛話を行きずりの男性に語る中で幸せな時とツラいトラウマを思い起こさせる。
正直なにを伝えたいのか難解で面白くもなけれ…
“イロシマ”
そのフランス語発音が、エロティックに響く。
冒頭のラブシーンが印象的。
戦中、敵国同士だった男女。
だが、互いに戦争の傷を抱えるふたりが悲劇の地・広島で出逢い、束の間の情事に…
デュラスの書いた台詞が癖になる。
岡田英次が演じる男は"広島という街(異文化)"を擬人化したものなのかな、と。
一晩過ごしたくらいで、俺のことを理解したと思うなよ
一晩過ごしたくらいで、ヒロシマ…