貧しさを撮るヴィスコンティ。ネオ・レアリズモ。カメラは記録の道具であり、映画は抵抗と変革の狼煙でもある。
港の喧騒。波に負けんと張り上げられる人間の声。果物売りの少年の声。
絹のスカーフを目の前…
「揺れる大地」
〜最初に一言、ネオレアリズムの超絶傑作。ヴィスコンティの長編映画としては唯一の未公開作品が私にとっては彼のフィルモグラフィ史上の最高傑作であり、私の最も好きなシチリア映画である。こ…
ネオレアリズモの最高峰。同年のヴェネツィア映画祭国際賞受賞作品。自身の出である豪華絢爛な貴族文化の栄華と滅びを描くスタイルではなく、セミドキュメンタリー精神を貫き、キャリア初期から本物に…
>>続きを読む何年も前に映画館で鑑賞。当時、ヴィスコンティの絢爛豪華で退廃的な貴族映画にハマっていて、ヴィスコンティだから観ておこうぐらいの軽い気持ちで足を運んだ。
ところが、対極の貧しさが全面に描かれたほぼドキ…
やー良かった。画が素晴らしい!
ゴダールが影響を受けている監督の1人、同監督の「若者の全て」よりこちらの作品の方が好きです、内容は男性向きかも、漁師達の一生、そこで生きる人々。
「ここの魚の方が良い…
シチリア祭り(12)日本版のBDでの鑑賞。
番外編が続いたけど、この作品はシチリア。ただし舞台のアーチ・トレッツァはカターニアの近くの漁村。パレルモではなくカターニアというのは、シチリアを考える上…
ルキノ・ヴィスコンティ監督作品。
シチリア島の漁村で、漁師たちは仲買人に安く買い叩かれて、貧しい生活を送っていた。青年アントーニはその暮らしに疑問を抱き、自分で事業を始めようとするが・・・という話。…
観るには名作と言われすぎて構えてしまう、従ってずっと見てなかった、的な作品は山程あるけれど、これはその中でも最大級なやつ
ドキュメンタリーチックという言葉も分かるが、どちらかと言えば島民の暮らしを…