“大衆の力を侮るな”
ラジオ番組、伊集院光とらじおとで紹介されていたので鑑賞。
邦題がまず秀逸。全編通してジョン・ドゥ自身の感情よりも大衆心理を丁寧に描いている。メディアに振り回されること、その…
このレビューはネタバレを含みます
時代が時代だし仕方ないけど、キャプラ監督はいつもどこか教訓的。
中盤は最高に良かった。特に、夢の話を語るところ。この時代のハリウッド映画男性って少し高圧的というか、「男らしさ」を体現してるような…
大恐慌が続く中、人員削減の対象となった1人の女記者が「どーせ最後だから」と言いアメリカの現状況を痛烈に批判する手紙をジョン・ドーという男から送られてきたと翌日の新聞でその内容をでっち上げた。
彼女は…
ヒューマニスト、楽天主義のフランクキャプラがこういう映画も撮っていたとは少し意外。
やはり巨匠は巨匠なんだな。一筋縄ではいかない。
本作ではキャプラらしいユーモアやコメディシーンはもちろんあるのだ…
フランク・キャプラ監督の辛口社会派作品。
マスコミが創作したネタが社会現象になり大衆が扇動される様は、今でいうテレビで健康になる食べ物を取り上げると食品売場からあっという間に売り切れる現象と似ている…