1942年7月16日、パリでユダヤ人一斉検挙が始まり、少女サラ(メリュジーヌ・マヤンス)は弟を納戸に隠し鍵をかける。2009年、ジャーナリストのジュリア(クリスティン・スコット・トーマス)は夫の家族…
>>続きを読む1942年7月16日 パリでの「ヴェロドローム・ディヴェール大量検挙事件」
フランス警察により 外国から逃れてきたユダヤ人を検挙した事件。
トイレも水もない競輪場で5日間閉じ込められた後 収容所へと…
このレビューはネタバレを含みます
ジュリアはパリに住む、アメリカ人ジャーナリスト。
彼女の雑誌で、フランスのユダヤ人強制収容についての記事を任される事になった。
時を同じくして、フランス人の夫の祖母の家をもらい受ける事になったのだが…
「彼らに数字ではなく顔を与えること」
ドイツの占領下にあったフランスでのホロコースト。
「縞模様のパジャマの少年」もそうだけど子どもにフォーカスしたナチ映画って衝撃的で残酷。
弟の変わり果てた姿を…
少女に突きつけられた現実はあまりにも残酷だった。小さい頃に抱えてしまった深いしこりはなかなかとることができない。
有刺鉄線のシーンはとても印象。奴隷として収容された人たちにも名前があり、生きてきた…
二次大戦中、パリで実際に起こったユダヤ人一斉検挙“ヴェル・ディヴ事件”を調査するアメリカ人ジャーナリスト(クリスティン・スコット・トーマス)が、事件当時生きていたとされる一人の少女サラの生涯を紐解い…
>>続きを読むフランスのユダヤ人強制連行にまつわる話。
中盤、現代の主人公は仕事仲間に問いかけます。「あなたならその時どうした?」と。
現代でも受け入れられない人がいるという事実は、これがひとりひとりの内面で…
1942年ナチス占領下のパリ。
ナチス・ドイツに加担したフランス政府によるユダヤ人一斉検挙。
ヴェルディヴ事件を題材にした作品。
ユダヤ人少女のサラの悲運をジャーナリストのジュリアが追求していった…