山椒大夫に投稿された感想・評価 - 7ページ目

「雨月物語」「近松物語」に並ぶ溝口健二監督の代表作。すごく観たかった作品なので映画祭で上映してくれて嬉しい！

あと初めて行く劇場だったけどそこがまた雰囲気抜群で面白かったー

本作は説話「さんせう…

• #eba_2023
• #大映4K映画祭
• #eba_50s

元々の説話だか古浄瑠璃の「さんせう太夫」も森鷗外も触れておりませんが、こういう神仏信仰・因果応報的な感じは昔から日本人の気質にあるのだろうと思った。あと奴隷管理と見せしめ（焼きゴテ、足を切る、等）は…

幼い頃、親と生き別れになった安寿と厨子王丸が奴隷に身を落としながらも、親に会うために毎日を一生懸命生きる話。

安寿と厨子王丸が生きていることが新たに加わった奴隷の鼻歌から知るシーンや子を想う母親が…

1954年製作公開。原作森鴎外。脚色八尋不二、依田義賢。監督溝口健二。

文芸坐地下だったか並木座だったか『羅生門』と一緒に観た記録がある。ずしおー、あんじゅーという心細げな呼びかけしか記憶に残って…

• #幸せに隔てがあってよいはずがない

父を尋ね母と西行する途上で厨子王と安寿の兄妹が攫われ丹後の山椒大夫に売られるも後年厨子王が脱走して丹後守となって奴婢を開放するお話。原作森鴎外。

やっぱり流石に無理がありすぎる気のする荘園経営の描…

これはすごい。安寿と厨子王とその親のたどる劇的な運命の話。慈悲の心を核とした言動のすべてが真に迫っていて、その上で、安易に「スカッと」な展開にしきらない、絶妙な塩梅が作品のなかに保たれていた。何より…

古典映画を見るきっかけになった映画でありかつ、今振り返っても人生で1番感動した映画。
有名な入水シーンの、湖に降りていく安寿、それを見送るお婆さん、お婆さんに向かって合掌し水に入る安寿、安寿に合わせ…